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『File 2』公開記念舞台挨拶オフィシャルレポート

本編上映後に行われた本舞台挨拶だが、公開2日目朝の回であるにもかかわらず、会場にはすでに2回鑑賞した人も多数来場。
中には早くも3回目という人もいて、登壇者たちも驚きの声をあげていました。

File 1と比べて、初日の出足は非常に良かったとのことで、その反響をエゴサしていたという出渕監督も「前回よりも延々とポストが続いて。いつ終わるんだろうというくらいに流れてきて、本当に感謝しています。中にはちょっとくさす人もいましたけど、全員が絶賛するよりも、そういうバランスであった方が作品としては健全ですからね」と手応えを感じている様子を見せます。
File 1から引き続きの登壇となるキャスト陣も、会場の熱気を大いに受けとった様子。

満席の客席を見渡した千葉も「これだけのお客さんがいらっしゃって本当に素晴らしいですね!皆さんの熱気がステージのここまで届いていて本当に嬉しいです。今日は満席ですから、“4200人”くらいいますよね!」と本来の劇場の収容人数よりもだいぶ誇張した数字をぶちまけて会場は大笑い。

これに呼応するように上坂も「パトレイバーの力はそんなもんじゃないと思ってます。興行収入、1兆円ですか!?」と力強く宣言、会場は大爆笑となり、「File 1の熱気そのままにFile 2を迎えられたのは本当にすごいこと。改めて『パトレイバー』ファンの皆さんの気持ちの熱さを感じています」と喜びを噛み締めました。

一方、天鳥桔平を演じる戸谷は「File 2では桔平の真面目だけど少しポンコツなところを見ていただけたので嬉しいです。特に『あさき夢みし』の回では、桔平に対して(落とし物の)携帯を持って帰ってくるなよ!』とツッコミたくなりました」と自身のキャラクターを回顧。

そして出渕監督からは「あの話数だけですからね、レイバーがまともに動いたのは。ほかはだいたい置いてあるだけだったり、上半身だけちょっと動くだけですから。
せめて俺の担当回だけでもアクションを見せておこうと思って」と制作の裏側を明かし、観客の笑いを誘いました。

第二小隊付きの整備員・寺田くるみを演じた伊瀬は今回が『パトレイバー』イベント初登壇。
この日は、くるみが着用する眼鏡の色をイメージしたオレンジの衣装で登壇したという伊瀬は「出演情報のお知らせが出た瞬間に、ファンの皆さんからの反響が大きくて。やはり長年応援してくださっているファンの方が多い作品なのだと改めて実感しました」とかみ締めるようにコメント。

さらに寺田くるみという非常に個性的なキャラクターについては、「整備班の一員ではあるんですけど、やはり隣にいらっしゃる“斯波繁夫さん”イズムをしっかりと引き継いでいるような、面白いキャラクターに仕上がったらいいなと思って演じました」と役作りの背景を語りました。
このくるみについて出渕監督は「あれは2話の脚本を書いた片山一良くんがつくったキャラクター。最初、伊藤(和典)さんの脚本には入ってなかったんですよ。ただやっぱり、昔のシゲさんのようなポジションが欲しいということで、それでああいうキャラクターになったんですけど。だから女シゲさんみたいなポジションですね」と説明。
伊瀬も「はじめは監督からも、くるみは第二の斯波繁夫だとは言われてなかったので。プレッシャーを感じることなく、楽しく演じていたんですけれど、逆に今聞いて、そうだったんだと思って。なんだかちょっと身が引き締まる思いです」と振り返りました。
さらに「実はわたし、(前作のパトレイバーの放送が開始された)1988年生まれなので。今回の新しいシリーズに、千葉さんが同じ役で出演してくださるということに、すごく大きな意味を感じているんです。やっぱり長年のファンの方も、千葉さんが出るなら見ようかなと思ってくださった方々もいらっしゃると思うんですよね」というリスペクトの思いがこもった伊瀬のコメントに、会場からも大きな拍手が送られました。

一方の千葉は「くるみはすごいですよ!知識も豊富だし、まさに背中に正義と書いてあるような、キャラクターですから。たぶん特車二課整備班初の女性班長になるんじゃないかな。それくらいすごい整備員だと思います」と大絶賛。

上坂が「くるみちゃんが、口からしぶき飛ばしてしゃべってるシーンとかは、確かにシゲさんイズムを感じますし、十和ですら勢いに押されて『はい』と言っちゃうような。そのぐらいパワーがあって、いいキャラだなと思います」とコメントすれば、
戸谷も「くるみは恐れを知らないですよね。発言のすべてが、“シゲさん以外は”怖いものがないという感じで。意外と誰に対してもフラットで接するというか、班長に対してもタメ口をきいてる瞬間があって。そういう部分でフラットな人なのかなとか。でも技術的な能力はすごいなとも思うし、そこはさすがだなとも思います」と続けました。

さらに本作の見どころについて質問された出渕監督は、「恋のサバイバル」のエピソード内に登場するイノシシについて挙げた。
「今回のイノシシの作画は、昔の『パトレイバー』シリーズで作画監督をやっていた黄瀬(和哉)くんがやっているんです。彼が描く動物の動きは本当に素晴らしい。動物を描くのは難しいんですけど、あの素晴らしい動きにはぜひ注目してほしいです」と、アニメファン垂涎の裏話を披露しました。

さらに千葉はすべての話数が面白かった、と前置きした上で、「今回の1話に関しては押井(守)さんが好きそうな、緊張と笑いが入り混じった会話劇。まさにパトレイバーの空気感。
一方、『あさき夢みし』は観終わってホロッときました。まさか出渕さんが脚本を書いてるとは思いませんでしたよ」とコメント。
さらにこの日はネタバレオーケー回ということで、劇中に登場する三軒茶屋、そして富士そばコラボについての裏話、「ワインと銃弾」のクライマックスの「どっかーん」は千葉自身が担当した、という話など、映画鑑賞後だからこそ話せる作品の小ネタや裏話などを次々と披露。その貴重な話の数々に、観客は熱心に耳を傾けていました。

そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後のメッセージを求められた伊瀬が「今回、寺田くるみ役で出演させていただき、本当に光栄です。長年のファンの方々に受け入れていただけたのかなと思い、ホッとしたような安心感もあります。作品は引き続きどんどん面白くなるので、ぜひ応援してください」と笑顔を見せると、千葉も「先ほど3回観たという方もいらっしゃいましたが、たぶん10回以上観る方も出てくると思うんですよ。そういった感想をぜひ『バツ(X)』とかで書いていただけたら」と呼びかけると会場は大笑い。
その“バツ”というワードは上坂のツボに入ったようで、笑いが止まらない上坂に対して千葉も「いくらなんでも僕もX(エックス)くらい知ってますよ」と笑いつつも、「それにしてもこれFile 10まで行くんですか?」と質問すると、出渕監督が「予定は未定ですが、大ヒットさせるためにも大事なのは……、つまり“興行収入”ですよ。今日も覚えてください」と呼びかけ会場を盛り上げました。

続く戸谷も「File 2もいよいよ公開ということで、本当に皆さんの熱気を感じていますし、ぜひ世間に『パトレイバー』の面白さを伝えていただいてほしいなと思っています。
今日は僕と同世代の方もいらっしゃると思うんですが、そういった世代の方にももっと届くように、ぜひつぶやいていただきたいて口コミで広めていただけたら、とても嬉しいです」とアピール。

上坂は「まずはFile 2の公開を迎えられて、本当に嬉しいなと思うのと同時に、この舞台挨拶に5万人のお客様が来てくださって。めちゃくちゃ幸せな気持ちです。『パトレイバー』の魅力って一言では表せないですし、ひとりひとり違うと思うんですが、今日はそれを求めて皆さんが集まってくださることが実感できて。それがこの作品を支える熱気になると思うので。ぜひ皆さんのアカウントで。“バツ”以外でもいいですからまわりの方に広めてください。『パトレイバー』を知らない人生って本当にもったいないと思うので、まだFile 2なので、今からでも追いつけます!『パトレイバー』の世界をみんなでこれからも楽しんで盛り上げていきたいなと思います」と熱い言葉を投げかけました。

最後に出渕監督が、「公開からまだ2日目ですが、File 1を上回る出足のようで。お盆休みということもあるかもしれませんが、先ほど3回ご覧になったという方もいらっしゃいましたが、何度も観ていくうちに『ああ、こういうことか』ということが見えてくるような作品作りをしています。ですから皆さんぜひ何度も観に来てください!」と締めくくり、
「皆さん、もう一回観に来てくれますか?」と呼びかけると、会場からは拳をあげて「オー!」と返答。大盛り上がりのうちにイベントを締めくくりました。

【イベント名】『機動警察パトレイバーEZY File 2』公開記念舞台挨拶※上映後
【日時】8月15日(土)
【会場】新宿ピカデリースクリーン1(東京都新宿区新宿3丁目15−15)
【登壇者】出渕裕(監督)、上坂すみれ(久我十和役)、戸谷菊之介(天鳥桔平役)、
     千葉繁(斯波繁夫役)、伊瀬茉莉也(寺田くるみ役)計5名
     MC:バンダイナムコフィルムワークス杉本
     ※敬称略